top of page

まちの中のススキ原は、グリーンインフラだった

―研究学園エリアで行われた茅刈りから見えてきたこと―

2026年1月10日:葛城の森/1月17日:学園の森2丁目

2026年1月、研究学園エリアで2回にわたり茅刈りイベントが行われました。

会場は、学園の森3丁目の葛城の森と、

学園の森2丁目のサイバーダイン様所有地。

冬の澄んだ空気のなか、

ススキ(茅)を刈り、集め、束ねる一日です。

この活動は、筑波山麓で茅葺き屋根を守り続けてきた

やさと茅葺き屋根保存会の皆さんと、

つくば市谷田部地区区会連合会・研究学園支部との共催で実施されました。

茅場もグリーンインフラ

「刈ることで、自然を守る」という考え方

一見すると、ススキ原は「何もしていない自然」に見えます。

けれど実は、茅場(かやば)は人が関わり続けることで保たれてきた環境です。

刈らずに放置すれば、低木が入り、やがて森へと変わっていきます。

刈ることで、草地が維持され、資源としての茅が生まれます。

「里山で育った植物が、建物を守る材料になる」

そんな循環を、まちの中で体験できるのが、この茅刈りです。

葛城の森での茅刈り(1月10日)

葛城の森では、親子連れを含む多くの参加者が集まりました。

人の手が入ることで守られてきた風景があり、

その関わり方を、次の世代につないでいくことが大切だと、

作業を通じて実感する時間になりました。

サイバーダイン様所有地での茅刈り(1月17日)

みんなでやると、あっという間

2回目は、学園の森2丁目のサイバーダイン様所有地での実施です。

企業が所有する広い草地が、

この日は「地域の人が集まり、学び、手を動かす場」になっていました。

企業用地、地域、文化、教育。

ひとつの草地からいくつもの役割をひきだせるのは、

これもまた「つくばらしい」光景だと感じます。

グリーンインフラは、特別なものではない

研究学園支部ではこれまで、

研究学園のまち全体を「まちごとグリーンインフラ」として捉える視点を、

少しずつ共有してきました。

グリーンインフラというと、

大きな施設や難しい仕組みを想像されがちですが、

水をためる調整池

日常的に使う公園や緑地

そして、今回のような茅場

もまた、暮らしと自然を支えるグリーンインフラの一つです。

茅刈りは、誰もが毎日できる活動ではありません。

けれど、「身近な自然に、どう関わるか」を考えるきっかけとして、

とてもわかりやすいグリーンインフラの実例だと感じています。

 

研究学園支部としては、この活動も「まちごとグリーンインフラ」を構成する要素のひとつと捉えています。考え方のベースの部分は2024年、国土交通省グリーンインフラ大賞・優秀賞[*]という形で評価されたまちの特徴まとめパネルにも表現していますが、今回の茅刈りもその考え方とつながっています。

はじめてのメンバーも、同じ作業をすると、

無理なく距離が縮まる

​まちの足元にある活動から

研究学園は新しいまちですが、

その中にある緑や空き地、森には、

使い方次第でまちを豊かにする力があります。

今回の茅刈りが、

「グリーンインフラって、こういうことか」

「こんな形で関われるんだ」

と感じる小さなきっかけになれば幸いです。

特別な場所へ行かなくても、

まちの足元に、すでにその入り口はあります。

 

きっと、来年も実施予定です!

はじめての作業でも、

進め方た意義をお話したり

​説明パネルを確認できたりします。

[ご参考] 上位組織 谷田部地区区会連合会 が「協力」として参画している同様の催事。

 ・茅刈りイベントinみどりの(2026年1月12日) | 筑波山地域ジオパーク公式ホームページ

茅刈りイベント in 学園の森(1月10日、17日)【終了しました】

茅刈りイベントin学園の森フライヤー_set_ページ_1.jpg

まちのみどりを活用する「茅刈りワークショップ」を研究学園エリアにて実施します。

​刈り取った茅は筑波山麓の茅葺き屋根で実際に利用し、茅葺き屋根を未来に継承します!

活動内容

 筑波山麓の茅葺き民家の屋根補修に使う茅(ススキ)を刈り集める作業を行いますが、「茅採取」(かやさいしゅ)とよばれるこの作業も、日本の伝統的な建築「茅葺き屋根」支える技術のひとつです。

茅を刈り取り、集め、束ね(“まるく”といったりします)、運搬、保管し、その後、茅拵え(かやごしらえ)で材として整えてから屋根に葺くという工程となりますが、今回はこの最初の部分を皆さんと一緒に体験します。一番多く手伝っていただくのは「集めて、束ねる」つまり「茅をまるく」作業になります。

​第1日程

日時:2026年1月10日(土) 終了しました

場所:つくば市学園の森3丁目「葛城の森」   

第2日程

日時:2026年1月17日(土) 終了しました

場所:つくば市学園の森2丁目12番4「サイバーダイン社有地」

https://maps.app.goo.gl/b59NjoGLFnCyVn1K8

全日程時間

10:00(集合)~16:00頃

​参加は、半日でも可能(途中参加・途中抜けも可能)

対象

小学3年生以上 ※小学生以下、保護者同伴

参加費

無料 ※傷害保険は主催者側で加入

申込

フォームよりお申し込みください!

https://forms.gle/Eo4GomTQ9rtkZaLb9

※今シーズン複数会場の申込を集約したフォームとなっています。

「葛城の森」、「サイバーダイン社有地」の回を選択してください。

または[お名前(参加者全員)]、[ご住所]、[電話番号]を記載してメールにてご応募ください。
申込先:kayayaneitonami@gmail.com

〆切:1月15日まで【締め切りました(イベント共済に加入のため)

服装・持ち物

作業着(長袖・長ズボン)、帽子、靴は長靴が望ましいです。
※持っている方は鎌など各自ご用意ください。
※スニーカー+くるぶしソックスなど、くるぶしが露出することは避けてください。

参加申込についての補足

雨天順延などの場合は当日朝7時までに態度決定しメール等にてご連絡さしあげます。

主催

やさと茅葺き屋根保存会

当団体は2004年より茨城県石岡市を拠点として活動、茅葺き屋根の素材である茅採取のため、茅刈りボランティアの実施や技術伝承等の活動を行ってきました。

茅(ススキ)を集める「茅刈り隊」は今年で22年目となりますが、今後の継続発展を見据え次世代、また新たな層からの参加を求め募集を呼び掛けております。関心を寄せていただければ幸いです。

連絡先:kayayaneitonami@gmail.com

共催

​つくば市谷田部地区区会連合会・研究学園支部

つくば市谷田部地区区会連合会研究学園支部とは

 TX沿線開発の1地区である研究学園エリアは、2005年8月TX開通以降から住民の居住が始まり、現在のエリア人口は2.3万人を超えるまでになりました。区会設立数も20を超えています。2021年12月には5年の準備期間を経て、支部設立に至りました。
 区会間の共助領域の連携協力、協議の場を持つことや、単区会では解決が困難な地域課題の解決にむけて、取り組んでまいります。

©2024-2026 by つくば市谷田部地区区会連合会研究学園支部。Wix.com で作成されました。

bottom of page